文部科学広報 216号
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文化庁では、国語施策の参考とするとともに、国民の国語への関心を喚起するため、平成7年度から毎年「国語に関する世論調査」を実施しています。平成28年度の「国語に関する世論調査」では、コミュニケーションの在り方・言葉遣いについてをテーマとして、相手に配慮したコミュニケーション、情報化の中でのコミュニケーション、書き言葉のコミュニケーション、具体的な場面における言葉遣い、新しい表現や、慣用句等の意味・言い方など全部で28の項目について調査しました。(http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/2017092102.html)現在、文化審議会国語分科会では、「コミュニケーションの在り方・言葉遣いについて」審議しており、そこで活用するための設問を多く設定しました。国語分科会での審議内容は今年度中に報告として取りまとめられる予定です。ここでは、この度発表された平成28年度の調査結果から、話し言葉や書き言葉に関連して尋ねた設問を中心に御紹介します。きちんとした言葉遣いと社会についてきちんとした言葉遣いができないと、社会から認めてもらえないという雰囲気があると感じるか、それとも、感じないかを尋ねました(図1)。「そう感じる」(35・2%)と「ややそう感じる」(39・6%)を合わせた「そう感じる(計)」は、74・8%となっています。一方、「そう感じない」(5・1%)と「余りそう感じない」(15・1%)を合わせた「そう感じない(計)」は20・2%となっています。受け入れやすいと感じる話し方受け入れやすいと感じる相手の話し方はどちらか、五つの場面を挙げてそれぞれ尋ねました。(図2)。「感情や気持ちよりも、内容や理由を重視する話し方」は、「(4)相手から、何か指示を受けるとき」が56・3%で最も高く、次いで「(2)相手から、何か相談をされるとき」が53・5%となっています。一方、「内容や理由よりも、感情や気持ちを重視する話し方」は、「(1)相手から、何か謝罪をされるとき」が37・7%と最も高く、「感情や気持ちよりも、内容や理由を重視する話し方」を上回っています。次いで、「(5)相手にお願いしたことを、断られるとき」(23・5%)となっています。文化庁文化部国語課平成28年度「国語に関する世論調査」の結果について図1 きちんとした言葉遣いができないと、社会から認めてもらえないと感じるか全体4.735.248.723.850.050.012.14.930.436.049.512.30.933.743.815.53.334.937.615.07.439.024.118.38.220.52.542.16.62.639.615.15.10(%)(n=2,015)2040608010016~19歳20代30代40代50代60代70歳以上そう感じるそう感じないややそう感じるどちらとも言えないどちらとも 言えない0.3分からない74.820.20.00.090.89.23.30.073.823.02.70.080.417.01.20.085.613.23.60.077.518.85.10.072.522.49.21.263.126.5そう感じる余りそう感じない分からない(計)そう感じない(計)文部科学広報 No.216 平成29年11月号8

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